やりたいことがない人は好きを拡張しよう

シコ助はマインドマップで自分の『好き』を分析しています。

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※世間に見せれるのはこの部分だけ笑。

5年くらい前からこのマインドマップを書き始め、ふと思い出した時に追記してます。『バス釣り』『サバゲー』『todoアプリ』『格闘技観戦』『四字熟語』などの好きなものを並べて、その裏にある自分の心が動かされるものは何かを追求しています。

好きを掘り下げていくことは、自分のやりたいことを見つけたり、仕事を楽しくする為のヒントにもなるので時間がある時にじっくり考えてみることをお勧めします。来年の目標ややりたいことリストはまず自分の『好き』を知ることからです。

やりたいことリストの作り方

そもそも自分の『好き』について分析するようになったキッカケは『やりたいことリスト』を精度よく作りたかったからです。『人生のやりたいことリスト100個』みたいな記事に感化されて、自らペンを取ってみましたが『ハワイに行きたい』『都心のマンションに住みたい』など本当にそれやりたいのか?と言われると自信のないことだったり、『自転車で日本一周』『豪華客船で世界一周』など一周している間、その日その日やることは本当にそれやりたいのか?と言われるとそうでもなさそうだったりします。
もっと自分の『好き』を見つめて、本当にやりたいことだけをピックアップし優先順位付けして、そのリストを実行したら本当に満足出来るようなリストを作りたいと思ったのです。

好きなことを記録する

シコ助がまず感じたのが、好きなことを一度に一気に書くとどうしても精度が落ちるということです。書き始めるとどうしても数を増やしたくなり、あやふやなものも好きなものとして詰め込んでしまいます。

その為、長いスパンでマインドマップを作ることにして、その時々で間違いなく『好き』と言えるものを書くことにしています。

シコ助はマインドマップのアプリMindnodeを利用しています。

MindNode 4

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  • IdeasOnCanvas GmbH
  • 仕事効率化
  • ¥1,800

その辺にある紙やノートに書くよりもずっと残っていて追記や編集もブレインストーミングも楽なのでお勧めです。時間の間隔をあけてゆっくり醸成するようにマップを育ててます。

行動を採点する

今日行動したことの中で楽しかったことを5点満点で採点します。 

あなたを天才にするスマートノート・電子版プラス

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岡田斗司夫『スマートノート』から学びました。

・アメトークを見た 4点

・お昼のお魚定食が美味かった 4点

・勝間さんがはてなに来た 5点

手帳に今日行動したことを書いて、その横に点数を書きます。大抵の行動は3〜4点で、5点が付くことはほとんどありません。そして経験上、5点をつけた行動は何かしらの好きが含まれています。

5点取ったものをまとめてマインドマップに追加して行きます。

変わった友人の話

毎回会うたびに『なんでそれが好きになったの?』と疑問に思うくらいマニアックな趣味を持つ友人がいます。

「ドイツ史」にはまり「人体の免疫構造」「権力やお金を持つ人の生活」「格闘ゲームの〜版」など

一見、全く関係のないことに興味を持っているようですが、紐解いていくとその人の中ではちゃんと繋がっているっぽいのです。

人生を楽しんでいるっぽくて羨ましいなぁと思いながら、『好き』というものの移り変わりと、そこには何かしらの繋がりがあることを知りました。

好きを分析する

マインドマップをある程度のものに育てあげると、先程の友人の例の通り、ある繋がりが見えてきます。(これを見つけた時は感動します)

やりたいことを見つける方法は、この繋がりを見つけ抽象化を行い、さらに具体的な行動に戻す作業をやります。

好きだと勘違いしていた話

シコ助は高校の時に漢字に興味を持ち、自ら漢字の勉強を始めてその後、漢字検定を取得してます。唯一、自発的に受けた資格です。その後も語彙を増やす系の本や横文字辞典などを好んで読んでいました。そして自分は『言葉が好き』なのだと解釈していました。

しかし今になって好きを分析すると

【言葉が好き】

→言語でも何でも学んだことを日常生活で説明することが好き(友人や同僚との会話などより日常生活に使えるものほど好む)

となってます。

この背景には

・漢字など語彙を学ぶことだけではなく、身につけた知識を普段の生活で喋ることが好き

・社会人になってTOIECを受ける必要があり、漢字と同じように勉強を始めたが英語については全く興味が湧かなかった(英語は日常生活からかけ離れてる)

などがあります。

もともと数学が好きな人が問題を解決することが好きだと分かり弁護士になったり、車が好きで自動車メーカーに就職したけど入社後に車が走る姿を見ることだけが好きだったと後悔したり、『好き』をしっかり見つめることは大事なことなんだなぁと思います。

好きの対象の周辺を探る

シコ助は映画『Rudy』が好きで今までに何度も繰り返し見ています。

『Rudy』はアメフトを題材にした映画です。
好きで何度も繰り返し見ていると驚くことにアメフトに興味を持ったり、テーマを演奏する「Jerry Goldsmith」の楽曲が好きになったりします。
これは憧れのモデルが着ている服が欲しくなるのと同じで、『好き』の対象の周辺は認知が歪められるハロー効果という社会心理学の現象だそうです。
『Rudy』をみる事でアメフトやJerry Goldsmithの認知が歪められ、『好き』に変換されたのです。
好きというものはそんなものなので意識的に周辺を探ってます。映画『Rudy』が好き、Jerry Goldsmithの演奏が好き、だとさっきの変わった友人のように見られたかもしれません笑

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好きを共感する人から芋づる式で探る

手っ取り早く好きを探すには自分と同じ傾向を持つ人から芋づる式で探る方法があります。

・同じ趣味を持つツイッターアカウントの『フォローしている人』を探る

・好きなYouTube動画をマイリストに入れている人のリストを探る

・好きな本の著者や好きな映画の監督の他の作品から探る

経験上、『ジャンルから探す』など好きに近づくまでかなり時間かかります。自分の好きから繋げていくほうが手っ取り早いと思います。

好きを拡張して日常を楽しく過ごす

自分の好きを分析すると

言語でも何でも学んだことを日常生活で説明することが好き(友人や同僚との会話などより日常生活に使えるものほど好む)

ということ知りました。ただ知っただけではなんかもったいないです。

自分の『好き』を知ったなら、次はその好きを活かす方法を考えてみるいいです。抽象化された『好き』から具体化した『好き』へ戻して、日常生活に組み込んでいます。

シコ助は好きを活かす為に仕事のやり方を変えてます。

前)今の仕事が忙しくて、ギリギリまで新しい案件に手を出さない

後)職場の誰よりも先に新しい案件に手を出したり、新しいことには極力関わる

→先回りした自分は職場の人間に説明するの機会を得ることが出来ます。今まで手を出すことが億劫な案件も『好き』を利用するだけで割と楽しめるものになります。

まとめ

『やりたいこと』を見つけて、日常生活に組み込んでみると何倍も楽しくなります。常に自分好きをチューニングして、1日1日にやりたいことを生活に組み込んでみましょう。そんな感じの本を発売しました!ぜひご覧あれ。