頭の良い人が怖い人はその錯覚を治そう

『頭が良い人が怖い』と思っていたシコ助ですが、ここ最近その点で驚くべき事実を知ってしまったので紹介したいと思います。

頭が良い人が怖い理由は

頭が良すぎて何を考えているかわからない

・悪知恵を持っていて発言する言葉が信用出来ない

・隙がなくて落ち着かない

・見透かされている気がする

などがあげられますがここには自分が相手に対して錯覚している部分と頭の良い人に錯覚させられている部分が混在しています。

認知バイアスについて

例えばブランド品は原価に関わらず、高い値段で取引されます。これは認知バイアスというものがかかっているからです。よくよく考えるとバッグにプラスしてブランドという実態を伴わないものを上積みするだけで数十万のバッグとして取引されることは凄いことです。

これと同じように物事を捉える時に無意識のうちに錯覚が入り込むのが脳の仕組みであり、無意識が故にあなたはそれに気づくことがなく錯覚を起こしてしまいます。

これは心理学の分野で認知バイアスと呼ばれています。

実はあなたが頭が良い人が怖いと思うのも、それによってその人を避けたり、仕事に支障が出るのも、この認知バイアスが原因である部分が大きくあります。

また頭が良い人がこの認知バイアスを利用して優位な立場に立つようにしている面もあり、これについては必ず知っておくべきなのです。

頭が良い人が怖いあなたは錯覚している

過去に頭が良い人と接して酷い目にあったり嫌な体験をした人は、ほとんど錯覚に陥っています。特に実害がないにも関わらず必要以上にその人に警戒したり、怯えて気を使ってしまう人は必ずと言っていいほど錯覚が入っています。

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

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今現在amazonで人気沸騰中の本ですが、このあたりの認知バイアスが全て明るみにされて話題を呼んでいます。

この本を参考に考えると頭の良い人に対して必要以上に怖がることは、感情ヒューリスティックというバイアスがかかっています。

感情ヒューリスティックとは好き、嫌い、メリット、デメリットのいずれかのパラメータが書き換わると他のパラメータが矛盾しないように書き換わることです。

実際にその頭の良い人が頭の良さで数々の問題を解決し、素晴らしい仕事をしていたとします。自分はその素晴らしい仕事のおかげで直接でないにしろ助けられているとします。

またその人は実は物凄く仕事の抜けが多く、隙だらけであり、メールを返信するのを忘れたり、名刺を持ち歩くのを忘れたり、致命的な部分があるとします。

頭が良い人か、そうでもない人か、なかなか簡単には判断出来そうにありません。

しかし、多くの人間の頭の中には矛盾がなく『頭が良い人』と認定してしまいます。

これは頭が良いというパラメータが他のパラメータも書き換え、実は仕事に隙があった人でさえも脳内で書き換えが行われ、あれはあの人の作戦だなんて妄想をしてしまいます。

感情ヒューリスティックは無自覚にパラメータの書き換えが行われる危険なバイアスです。

『頭が良い人』に対して、隙がない、心がない、などの書き換えが行われ、必要以上に怖がってしまう人が多いようです。

頭が良い人はあなたを錯覚させている

錯覚を暴いたところで、実は頭の良い人はこの錯覚を認識して逆に利用している場合があることを紹介します。

その人たちからすると先程の感情ヒューリスティックで『頭が良い』『怖い』と思われることで得をする場合があるからです。

他にも『権力がある』や『逆らうと怖い』などのパラメータも感情ヒューリスティックで上手く騙そうとする人もいます。

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この辺はまず心理学を学び、まず認識すること、認識して騙されてないか普段から常々気をつけておく必要があります。

ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

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