結婚式を一生忘れないものにする演出とスピーチ

先日中学校から人生を共にする友人の結婚式がありました。

よく晴れた空に白が映える式場、そして綺麗なドレス姿。

これぞ結婚式!というコテコテのシチュエーション。

シコ助は友人の晴れ舞台が見れるのを楽しみにしていました。そして俺は泣くだろうと、ハンカチをポケットに忍ばせてました。

当日の挙式は家族のみで催すとのことだったので、ワクワクしながら披露宴を待ちました。

会場に入って席に着きしばらくすると、

『それでは新郎新婦の入場です!』

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客席はパッと雰囲気が切り替わり、歓声が!シコ助も歓喜で思わず声が出ました。

式は淡々と進んでいきましたが、、少し違和感が!?

・主賓の祝辞なし

・友人代表スピーチなし

・余興なし

・両親への手紙なし

通常の結婚式の流れをかなり削ってなかなかシンプルな仕上がりです。

 

別に批判してるわけでなく、むしろ結婚式の流れを削るのは全然いいと思います。

シコ助も結婚式は何を得たいか?何をしたいか?何が目的か?を考えて削るところは削り、追加したいところは追加して出来るだけ両家の願望が叶う形にしました。

結納なんて今の考え方からかけ離れ過ぎていて、かなりアレンジしました。(しっかりお互いの両親、祖父母には根回しした上です)

式は歓談の時間が長く続き、特に当たり障りのない感じで終わりました。

 

問題だったのがその結婚した友人の後日談。

友人と何人かで飲みながら、結婚式のことについて語り合いました。

久々に会った旧友の話やこれからの新生活の話、お酒も進み二次会に突入。

そこで結婚した友人がこんな話を始めました。

『結婚式のことあんまり印象に残ってないんだよね』

お酒の入ったシコ助、友人含め笑いながら『失礼だなーお前ー!』なんて言ってたんですが

本当に後悔しているようなので事情を聞くことにしました。

①友人は仕事が忙しくて直前まで奥さんに全ての段取りを任せていた。

②『〜は恥ずかしいよね』という理由が判断基準だった。

③歓談の時間を増やして、友人と話せる時間を確保するようにしたこと。

 

①について友人は式の音楽をだけ自分で決めて、後はほとんどを奥さんに任せたとのこと。

全く自分の願望を入れずに、ほとんどをYes/Noで答えてたらしいです。

本当は友人代表スピーチや余興もお願いしたかったし、親に手紙を読むのも提案したらしいのですが奥さんに『何で今更言うの!』と激怒されたらしいです。

②について、とにかく奥さんが恥ずかしがり屋とのこと。目的がなかったり、その意味を理解していないと『恥ずかしい』からやらないという判断に陥るとのこと。

③は②を正当化するために常套句としたこと。

普段話さないような友達と久々に会える機会だけど、主役は自分達だった。二次会でも話す機会なんて沢山あったとのこと。会場に出席した上司や親戚にもこの常套句を使ったとのこと。

 

結果、当たり障りのない結婚式になってしまったこと。奥さんはどう思っているかわからないが、彼は相当後悔していること。

結婚式は人生を決定づける程の価値を持つ?

 結婚式は多くの人が一生に一度や二度、訪れるか訪れないかのビッグイベント。

永遠の愛を誓う場であり、感謝を述べる場である上に大掛かりな会場、多額の費用、準備に費やす時間、また多くの人を呼ぶ稀有な機会でもあり、

人によっては人生を決定づける程の価値を持つ場所かもしれません。

莫大な投資(時間とお金)をやる動機はここから生まれるのです。

その投資からしっかりと幸福、決意、感謝などを回収すべきであり、式の準備はその投資戦略を練るのと同等の意味合いがあります。

それに対して結婚式に全く価値を見出さず、意味を持たないと思うのであれば思いきって投資を控えるようにします。(自分が何に価値を持つかによって投資戦略を変えます)

式場を安くすませて、ドレス着た時に美しくありたい場合には

→式場を安くすませる、エステや衣装などにお金をかける

もし自分が回収したいものがない、価値があるかわからない、世間体を大事にしたいならば結婚式の一連の流れをそのまま取り入れることがベストでしょう。

結婚式の一連の流れは良く出来たもので、そのまま取り入れるだけで、感動、決意、感謝を回収出来ることができます。

結婚式だけでなくその他の通過儀礼にも同じ様なことが言えます。 

この1冊ですべてがわかる!  冠婚葬祭マナーの新事典

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緊張することの効力

結婚式の一連の流れには、いくら本人が『緊張したくない』と望んでいても緊張するシーンが散りばめられています。

上司や友人からスピーチをもらう時、会場に向かって挨拶する時、両親への手紙を読む時。

 

近年の新しい価値感、人生観、多様化によってこういった『緊張』を取り除こうという働きを肯定する流れが出来ています。

 

しかし、本当に価値を残したいのであれば緊張するシーンは省いてはいけません。

 

スピーチでありきたりのことを喋るのか、緊張してでも自分の決意や感謝を伝えるのは価値が違います。

 

それと大事なのは緊張すると脳に刻まれることです。

これは脳の性質上当たり前のことだと直感できると思います。緊張することは脳に負荷をかけることなので緊張した過去のシーンは脳裏に刻まれていると思います。

 

結婚式で1番親しい友人が喋るのも葬式で1番近い関係の喪主が喋るのも、実はその出来事を脳に刻むためでもあるのです。

 

結婚式を一生忘れないものにする演出

逆に言えば結婚式を一生忘れないものにするには、緊張シーンを散りばめれば良いのです。

緊張してでも、スピーチは自分の本当に伝えたいことを喋り、照れ臭いけど本当の親友にスピーチを任せて、肩書きにとらわれず信頼した上司にお願いする。

ありきたりを嫌い、サプライズを考えたり、その場でしか言えないことを話したりするのも1つの手です。

 

これは結婚式に限らず、自分の一生の思い出にしたいと思ったイベント、卒業旅行やプロポーズ などにも言えることで、あらゆることに緊張を意識的に組み込むことで価値を創出することが出来ます。

価値を効率良く創出することが生産性が高いと言うというのであれば、緊張することを取り入れることは生産性を高める1つの有効なテクニックなのかもしれません。

 

結婚式の価値を最大化するなら投資戦略を考えよう

シコ助の2017年のやりたいことリスト『コミュニティでの目標』で既に友人の結婚式について年始に目標を立てています。

自分の結婚式でなく、友人の結婚式であってもその価値を最大化する為に今年の1月から動き始めています。

一つの舞台を整えることが目標を達成するコツです。

以下、結婚式までに準備してきた施策

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